遠隔地に居住する疎遠な親族との遺産分割協議を行った事例
- 2021.08.15
事案の概要
遠隔地に居住する異母兄弟姉妹3名と代襲相続人の甥姪4名に遺産分割協議を申し出てた事案。 |
結果
無事、法定相続分での遺産分割が成立した。また、受取人が「法定相続人」となっている生命保険についても、法定相続分で受け取ることで合意した。
解決のポイント・解決までの流れ
疎遠な兄弟姉妹と甥姪の連絡先すらわからず何をすればよいか見当もつかない状態であった。当事務所が依頼を受けて、戸籍の調査をしたところ、さらに代襲相続人の甥がいたことが判明した。弁護士が各相続人に文書を送り、財産状況をすべて明らかにし、法定相続分で公平に分割することを説明したところ、各相続人は協議での分割に応じた。
解決までの期間
受任から、分割完了まで約4か月
当事者の感想・様子
スムーズに遺産分割が実現したことでおおむね満足できた。
担当弁護士からのメッセージ
疎遠な関係の兄妹、甥姪が相続の当事者である場合は、客観的に相続の状況、財産関係をすべて明らかにすることがその後の遺産分割協議の成立に重要なポイントとなります。弁護士が関与することによって、相続人、財産を正確に把握することができ、客観的に説明することができます。争いになっていない場合も弁護士に相談をしていただきたく思います。