パートナー弁護士 竹田 寛(Hiroshi Takeda)
経歴
経歴 |
宮崎県日向市で出生 |
九州大学法学部卒業 |
九州大学法科大学院卒業 |
弁護士登録 |
趣味
ジョギング、漫画を読むこと
所感
早いもので,弁護士11年目になりました。
これまでに、離婚事件、子の引渡しの審判申立事件、遺産分割調停といった家事事件や,交通事故の案件,株主総会取消訴訟・取締役の役員報酬請求訴訟などの会社法に関連した事件も担当しました。
これまでの経験を踏まえて,企業法務・交通事故・男女に関する家事事件に関して,私なりの雑感を申し上げます。
家事事件について思うこと
平成28年4月1日より、久留米市男女平等政策審議会委員を2年間、務めることとなりました。
これまで、男性側も、女性側の離婚事件や、子の監護者指定の審判申立事件、子の引き渡しの審判申立事件など、相応の男女関係の事件を担当してきました。
最近多いのは、離婚する際の子の親権者指定を巡る事件、離婚する前の監護者指定を巡る事件です。
よく相談者からきくことがあるのは、「子の親権者・監護者には、いくらがんばったところで母親になるんでしょう」という言葉です。
確かに、親権者・監護者に指定されることが多いのは、母親です。しかしながら、あくまで,民法上,母親を親権者に指定すると最初から定めているわけではありません。離婚をする際に,どちらが親権者に指定されるかは,子供の福祉・子供の利益にどちらがかなうか,という観点から,様々な事情を考慮して決まります。
このページを見ている方で,自分が親権者になれるのかどうか悩んでいる方がいらっしゃれば,性別だけでものごとを決めることなく,両親の事情,子供の事情を細かく検討してみて欲しいというのが,私の経験から思うことです。